大阪市城東区蒲生四丁目 「かえでクリニック」心療内科・精神科・内科│不眠外来 物忘れ外来 カウンセリング

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かえで02

物忘れ外来

当院「もの忘れ外来」ではもの忘れ、認知症に関する様々な相談を受けています。ご自身や家族のことで以下のようなことでお悩みの場合は一度ご相談ください。


  • 物忘れが気になる
  • 認知症かもしれない
  • 認知症の症状かどうか相談したい
  • 認知症に効果のある薬について聞きたい
  • 泥棒が入った、物を獲られたなど被害妄想がある。
  • 最近意欲が無くなってきた
  • 最近怒りっぽくなった。
  • 精神的に不安になることが多い
  • 現在施設に入居しているが施設側が徘徊や夜間不眠などのことで困っている

  • 家族が介護する中で困っていることがある
  • 通院が困難なため往診や訪問診療のことを聞きたい

診察の流れ

物忘1物忘2物忘3物忘4


❶診察予約

電話にて「もの忘れ外来」希望とご予約ください。


❷診察

▶問診では患者さんの生活の様子をお聞きしますので一緒に生活されている方や状況を把握されている方がいる場合は同行お願いします。

▶また血圧や聴診などの基本的診察のほか、歩行障害の有無や麻痺などの神経学的な診察も行います。

▶以下ご持参の方は診察の時にお持ちください。
・紹介状
・お薬手帳
・1年以内に頭部CTやMRIなどの画像データ


❸検査

血液検査

甲状腺ホルモンが欠乏すると認知症に類似した症状が出現することがあります。また肝臓や腎臓などに障害があると認知機能に影響を与えることもあります。これらの内科的疾患を除外するために採血検査を行います。


認知機能テスト

認知機能テストにいくつかの種類があります。
認知症の初期の段階や認知機能の低下が前面に出ない一部の認知症の場合のは1つの検査では見逃される場合があります。当院では以下のような検査を組み合わせることにより正確に診断していきます。

▶改訂版長谷川式簡易認知機能評価スケール(HDS-R)
▶Mini Mental State Examination(MMSE)
▶時計描画検査(CDT)
▶FAB(Frontal Assesment Battery)
▶ADAS(Alzheimer's Disease Assessment Scale)


頭部CT検査 MRI検査

脳梗塞や脳出血 水頭症などの疾患が認知症の原因となっている場合があります。これらの有無を画像によって検査します。 また脳の萎縮の程度や萎縮の場所を調べることにより認知症の種類を鑑別していきます。
※頭部CT、MRI検査は当院連携機関(当院隣接)である東大阪病院にて診察当日または後日予約にて検査行います。


❹結果説明・治療

診察や各種検査の結果をもとに総合的に判断して鑑別を行い診断結果に基づき、今後治療やサポートに関して説明させていだだきます。手術や専門的な治療が必要な疾患が発見された場合には専門の医療機関への紹介も行います。 また認知症や身体的な問題で継続的な通院が困難な方には訪問診療の相談もお受けいたします。

認知症の治療について

現在、アルツハイマー病に使う薬が4種類、レヴィー小体型認知症に使う薬が1種類認可されており、多くの認知症患者さんが服用されています。 これらの薬は認知症を遅らせることはできますが、興奮や被害妄想、徘徊、夜間不眠などの迷惑行為や行動障害や食欲不振や抑うつ 不安などの症状が改善しない場合があります。その場合には漢方薬を含め 最小限の薬剤を用いて症状を緩和していきます。 もちろん患者さまや家族がお薬を希望されない場合や薬に抵抗がある場合には 内服以外の看護ケアやメディカルアロマなども取り入れて治療いたします。

認知症の予防について

アルツハイマー病の場合、今のところ100%予防できる方法は見つかっていません。しかし、「生活習慣病を治療する」、「運動をする」、「脳を働かせる」、「食生活を見直す」などを心がけることが、アルツハイマー病にならないための予防であることがわかってきています。脳血管性認知症では、原因となる脳梗塞や脳出血が起こらないようにすることが、いちばんの予防法です。


①生活習慣病をきちんと治療する

生活習慣病は認知症と密接に関連しています。糖尿病は認知症のリスクを高めるとの研究も多く、また高血圧や脂質異常症も脳梗塞や脳出血などの原因となり脳血管性認知症へとつながります。生活習慣病をきちんと治療することが認知症の予防には大切です。


②運動を習慣化する

運動は脳によい影響を与え、アルツハイマー病の予防に効果があると言われています。ウォーキング、ジョギング、サイクリング、水泳など、無理なく継続できる運動をすることで、脳の血流がよくなり、脳が活性化されます。


③脳を働かせる

歌や楽器の演奏、俳句や短歌、囲碁や将棋、絵を描く、草花に触れる、などの作業は脳の血流を増加させることで認知症予防につながります。


④食生活を見直す

食事関連で注目されてきたものに、抗酸化物質(ビタミンE、ビタミンC、βカロチン)があります。これらの物質は、酸化による傷害から体を守ります。また脂質については、飽和脂肪酸ではなく不飽和脂肪酸が健康一般にも認知機能にもよいことが常識化しつつあります。とくに魚油に含まれるω-3系の長鎖不飽和脂肪酸は、血栓予防、抗炎症作用、降圧作用、インスリン感受性への作用など多くの効果を有しています。事実、魚の摂取量が多いとアルツハイマー病予防効果をもつとした報告があります。


当院では認知症の治療とともに生活習慣病の治療にも取り組むとともに、その他予防効果のある上記②~④に取り組めるようにアドバイスまたは関係機関の紹介を行い必要な書類や診断書を作成します。

認知症の公的支援制度に関して

公的支援制度につきましては、介護保険、精神障害者保健福祉手帳、自立支援医療、特別障害者手当、障害年金などの制度があります。これらには専門の医師の診断書が必要です。当院ではすべての診断書が作成可能です。

認知症とは

「認知症」とはさまざまな原因で脳の細胞が死んだり働きが悪くなったりして、記憶・判断力の障害などが起こり、社会生活や対人関係に支障が出てしまい、それがずっと続いている状態をいいます。

「加齢によるもの忘れ」と「認知症によるもの忘れ」は違う

年をとればだれでも、思い出したいことがすぐに思い出せなかったり、新しいことを覚えるのが困難になったりしますが、「認知症」は、このような「加齢によるもの忘れ」とは違います。 ただ、この区別は難しい場合もあり、「もの忘れ」を単なる加齢によるものと放置していると、実は認知症の前段階であったという場合があり、治療の開始が遅れる場合があります。最近では認知症の前段階として軽度認知障害(MCI)という概念が注目されています。軽度認知障害(MCI)は「認知症予備群」ともいわれるもので、調査によると半数は年に12%から15%の割合でアルツハイマー型認知症へ移行するという研究報告もあります。 認知症を発症してしまうと、治療や投薬で進行を遅らせることはできても、ほとんどの場合は完治が難しいのが現状です。そのため、MCIの段階で認知機能の低下に気づき、早期に予防対策を行うことが大切です。

認知症の原因となる病気

認知症の原因としては上記の図のようにアルツハイマー型認知症がその代表疾患で最も多い疾患です。2番目に多いのが「脳血管性認知症」で、脳こうそくや脳出血が原因です。「その他の原因」の中には、適切な治療で認知症が治る可能性のある精神疾患や脳外科疾患あるいは内科疾患も含まれているため、それらを見逃さないようにすることが非常に重要です。


❶アルツハイマー型認知症

診察や各種検査の結果をもとに総合的に判断して鑑別を行い診断結果に基づき、今後治療やサポートに関して説明させていだだきます。手術や専門的な治療が必要な疾患が発見された場合には専門の医療機関への紹介も行います。 また認知症や身体的な問題で継続的な通院が困難な方には訪問診療の相談もお受けいたします。


❷脳血管性認知症

脳こうそくや脳出血といった、脳血管障害(脳卒中)により脳の神経細胞が破壊されることにより起こる認知症です。認知症全体のなかで2番目に多い疾患です。急激に認知症が進行する場合は脳血管性の可能性があります。 認知症状だけではなく、運動麻痺、しびれや言語障害などの神経症状を伴うこともありますが、小さな脳梗塞の場合は認知症状のみが進行するという場合もあります。


❸レビー小体型認知症

3番目に多い認知症であり脳の中にレビー小体という物質が出現する病気です。認知症の症状だけではなく、手足のふるえや歩行障害、動作が鈍くなるといったパーキンソン病のような体の症状が出現することが特徴です。さらに、あるはずのないものが本当にそこにあるように見える幻視もでてきます。そのほかに立ちくらみ、失神、うつ病なども伴い、多彩な症状が出現するので注意が必要です。


❹前頭側頭型認知症

前頭葉や側頭葉といった、脳の中でも前のほうの部分が変性し萎縮することにより起こる認知症であり人格変化や意欲低下などを生じる前頭葉症状と、言語障害などが起こる側頭葉症状があり、初期では記憶障害があまりない点でアルツハイマー型認知症とは異なります。また人が変わったように、物事に無頓着でだらしなくなったり、奇妙な行動を繰り返したりすることがあります。 また前頭葉は感情とつかさどる部分であり、感情をコントロールできなくなり怒りやすくなったり、また万引きなどの行動に出る場合もあります。


❺その他

慢性硬膜下血腫、正常圧水頭症、甲状腺機能低下症、薬物・アルコール依存など治療法があるものもあります。こういったタイプのものは早期発見、早期治療で軽快や治癒できることもあります。 また認知症と紛らわしい病気にやはり高齢者に多いうつ病があり、認知症と思ったらうつ病であったり、その逆もあったりします。

認知症では?と思われる方へ

早期発見・早期治療が重要

認知症の大部分を占めるアルツハイマー型や脳血管性認知症は、生活習慣病(高血圧、糖尿病、高脂血症など)との関連があるとされていますまた、症状が軽い段階のうちに認知症であることに気づき、適切な治療を受ければ、薬で認知症の進行を遅らせたり、場合によっては症状を改善したりすることもできます。早期発見と早期治療によって、高い治療効果が期待できるのです。 認知症の早期発見・早期治療につなげるために、自分自身や家族・同僚、友人など周りの人について「もしかして認知症では?」と思われる症状に気づいたら、一人で悩まずご相談ください 当院「もの忘れ外来」では画像診断、各種認知機能検査、血液検査などを元に認知症の原因の早期発見、治療、予防の計画を立てます、また内科を併設しており認知症予防のための生活習慣病の治療も同時におこなうことができます。

家族が認知症になったら

認知症の人は理解力が落ちているものの、感情面はとても繊細です。失敗やできないことを責めても病状は悪化していくだけです。あたたかく見守り適切な援助を心がければ、自分でやれることも増えていくでしょう。認知症という病気を理解して、さりげなく自然で優しいサポートを心がけましょう。 家族の対応の仕方によっては症状が悪化する場合もあります。対応の仕方やサポートに仕方に関しても当院「もの忘れ外来」受診時に家族の方へ説明させていただきます。

また家族の介護負担や経済的負担の公的支援として

精神障害者保健福祉手帳、自立支援医療、特別障害者手当、障害年金などの制度があります。これらの支援利用の際にも専門医の診断書が必要となります。 当院では該当する方には上記 すべて診断書作成可能です。該当の方は一度ご相談ください。

認知症チェックシート

  • □同じことを何回も言ったり聞いたりする
  • □今切ったばかりなのに電話の相手の名前を忘れる
  • □しまい忘れ・置き忘れが増え、いつも探しものをしている
  • □よく知っている人の名前を忘れる
  • □ものの名前が出てこなくなった
  • □簡単な計算の間違いが多くなる、いつも大きなお金で支払いをする
  • □料理・片付け・運転などのミスや、蛇口・ガス栓の閉め忘れが多くなった
  • □雑誌や新聞、テレビ番組の内容が理解できなくなった
  • □薬の飲み忘れが多くなった
  • □今日の日付・時間がわからない
  • □慣れているところでも道に迷うことがある
  • □約束の日時・場所を忘れたり 間違えたりする
  • □ささいなことで怒りっぽくなった
  • □自分の失敗を人のせいにしたり、以前よりも疑い深くなった
  • □趣味や好きなテレビ番組に興味を示さなくなった
  • □身だしなみに気をかけなくなった
  • □一人で外出することが減った
  • □気分が落ち込みやすくなった
  • □5つ以上チェックがある人は認知症の可能性があります。
  • □4つ以下でもご心配な方や、症状が目立つようになってきたかたは一度ご相談ください。
  • 注:これは認知症を診断するものではなく、あくまでも目安です。

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